2014年10月15日水曜日

スマホアプリ小ネタ:「フレンド」登録とうまく付き合う

 まず断っておきますが、タイトルに「付き合う」とありますが「親密な関係になってXXXする」というような不埒なものではないのであしからず。
そういったのが欲しい方はネットの裏側にでも潜っていってください。

 さて、スマートフォン向けのゲームアプリやソーシャルコミュニケーションソフトなどには、より親密に情報のやり取りをしたり協力してゲームをプレイしたりすることを補助するための「フレンド登録」という機能があります。
フォロワー、などと呼ばれることもありますね。

こういった機能は顔の見えない仲間とつながれる反面、悪意を持った人間の「恰好の餌食」となってしまうことも少なくありません。
とくにソーシャルアプリでは自身の憂さを晴らしたいがために有名人のコミュニティに乱入する「法整備の甘い電子世界だから罪に問いづらい犯罪予備軍」も少なくはありません。
こういったトラブルから身を守りながらフレンドの輪を広げるには、現実世界よりもはるかに神経を使わなくてはなりません。

 まずはゲームアプリの場合です。

ゲームアプリでのフレンド登録は、主に「自分と気が合いそうなユーザーをお気に入り登録する」という目的で用意されています。
とはいえ、あくまでも「ゲームを楽しむ同志」として、つかず離れず程度の関係を保つのが重要でしょう。

中にはフレンドを招待したり一定数フレンド登録をしたりすることでユーザーに特典を与えるものもありますが、こういった特典を目当てにユーザーを「勧誘」したりフレンド要請を乱発するのは正直お勧めできません。
過度な勧誘によって現実世界の信頼関係にひびを入れる可能性もありますし、アプリを削除した後もサーバーにデータを残ってしまうケースでは昨今問題となっている不正アクセスに巻き込まれて情報を流出させてしまうリスクもあります。
また過度にフレンド要請したり頻繁にフレンド解除したりするのはコミュニティなどに「要注意人物」として報告されかねませんので注意しましょう。

なお、こういったフレンド勧誘に「報酬」を用意しているアプリの多くは、後々トラブルになってこういったサービスを中止する事がほとんどです。

もしフレンド要請をしても長期間返答がない場合は、自ら要請を取り下げることも必要です。
もちろん相手のフレンド枠に空きがなくて登録できない状況にある事も考えられますが、逆に言えば「すぐさま登録したいほどのシンパシーを感じない」ということでもあります。

仮に要請を取り下げても、縁があれば逆に相手側からフレンド登録を打診してくれる事だってなくはありません。
フレンドとうまく付き合うには、時に引くことも肝心です。


 次にソーシャルコミュニケーションソフトでのフレンド登録ですが、こちらはより現実に近い気配りが必要になります。

特に Facebook などの個人情報公開が原則となっているメディアは、付き合いに現実の接触が伴うことがほとんどないため偏った人間関係が構築されやすい傾向にあります。
しかもいくら電子世界のデータだといっても、一方的に情報を取得できるためうかつなフレンド登録が現実世界の身命を脅かす事態に発展する可能性もあります。
フレンド登録の解消や問題ユーザーの拒否などはもちろん行えますが、そういった行為が火に油を注ぐ結果になることも多いです。

そういったトラブルを避けたい人は、まずはなるべく信頼できる身内や人間性を確認できる現実世界の友人などを中心にフレンド登録を行い、そこから輪を広げていくようにしましょう。
その際でも「本当にフレンド登録して関係性を深めても問題ないか」を見極める事が必要です。
特に愛憎の絡む関係の場合、あまりにも深い結びつきが却って問題をややこしくしてしまうことも少なくはありません。


 最後に、フレンド登録を要請する場合もそれを受ける場合も現実世界と同じように「相手の信頼性」を図られることになります。

人間性のやり取りを行うソーシャルツールは言うに及ばず、データのやり取りだけですむゲームアプリなどでもそうした点はにじみ出してくるものです。
日本人は特に「電子データだから何をしても許される」などというだだ甘い幻想を持っているようですが、ソーシャルメディアは現代の技術が生み出した現実世界に直結する「人間性を映し出す鏡」です。
これをないがしろにする人間は、現実世界での関係性も軽んじやすい性向にあることを弁えておくべきでしょう。

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