2014年11月28日金曜日

はみ出しコラム:課金しないゲームアプリユーザーは本当に不利なのか

 ここ数年で爆発的に普及したスマートフォン向けのゲームアプリは、一部(主にゲーム専用機の IP 転用など)を除くと多くが無料でダウンロードしてプレイできます。
ただし、それらの大半に「ゲーム内課金あり」という補則がついています。

よく課金しないと話にならない、なんて言われたりもしますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
ここ1ヶ月ほどは比較的時間があったので、実際にいくつかのゲームで課金なしでドコまでいけるのかを少し調べてみました。

とはいっても所有端末が非常にショボいスペックのため、有名どころのゲームアプリはほとんどやってません(というより動かなかった)ので、あしからず。

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 いきなり結論から入っちゃいますが^ー^; 自身の見解としては
「課金者限定の要素が少なければ、コストのかけ方次第で課金ユーザーの足元をすくえる」
といったところに落ち着きました、はい。


 多くのゲームアプリでは、ゲーム内課金の要素は主に以下のとおりとなります。
  • ゲームプレイ時に消費されるコストポイントの回復、追加
  • ランダム入手アイテムのレアドロップ率上昇、グレードアップ
  • 課金限定アイテムの入手
このうち「課金限定アイテム」についてはフレンド間トレードなどの代替手段がなければ課金以外では入手できません。
初心者救済から究極オレ強えぇ~化パッケージまで種々さまざまですが、ゲームを「楽しく」プレイするには特に課金する必要のない要素です。

もちろん、ここに「イチオシ」のウリ要素を配置して課金したくてたまらなくする課金ホイホイもよく仕込まれますが。

ただ、ここに陳列されたアイテムがないとゲームバランスが破綻する(=課金しないとまともにプレイできない)ようなアプリもなくはありません。
こういったものは資金回収目的といわれても仕方ない出来になっていることも多いので、正直プレイしないことをお勧めします。

スマホアプリ黎明期の課金規制がない頃はよくありましたけどね。
もちろん当時でも、現物と現金で同じことをやったら違法だったわけですが。


 では他の2つ、コストポイント回復とレアアイテム入手についてはどうでしょう。

一見するとこれも課金者有利なように受け取れますが、実際はそうでもありません。
というのも、これらに対する課金は「時間と運を金で買っている」にすぎないからです。

前者は「コストポイントの回復タイミングを見誤らない」「ムダな労力はとにかく削る」などを心がければ、課金有無の差はわりと縮まります。
(といっても、もともとこの点では課金有無の差はつきづらいですが)

また後者は、アイテム入手時に支払う「チケット」や「ジェム」などのポイントの切り方を間違えなければ、「運命の神様」の微笑み次第では課金ユーザーを出し抜くことだって出来ます。
まぁ、そこまでいくにはかなりの豪運が必要ですけどね。


 実際、課金者有利なシステムに見える某ロボット系シミュレーションを2ヶ月以上プレイしてみたわけですが、始めて半月程度は上位陣に一寸も歯が立たず「動作も重いしもうやめようか」などと思っていました。

しかし、フリーチケットでの初回ガシャでレア出現率アップを引いた挙句、確定した効果が「次々回の最高レアカード出現確定」という超爆運を引き寄せてしまいました。

ちなみにそのカードへの思い入れは半端なく、未だにメイングループに入れて使っています。
イベントによってはたまに2軍落ちさせちゃいますけどね ^ー^;

記事を書いてからさらに2ヶ月たった現在では、すでに「プレイを途中でやめた初期開始組の上位陣」を易々と食えるところまで来ています。
まぁこのブログを書いている傍らに置いてとか隙を見てはプレイしていたので正直無茶しすぎじゃね? という感じもありますが、それくらいの勢いでプレイすれば「課金の有無による戦力差」はある程度覆せるのではないかと思います。


 もちろん、課金前提プレイを否定はしません。
お金が余っているなら存分に投じればいいし、その「お布施」によってメーカーの設備投資やサービスの向上が図られる可能性も高くなります。
そのモデルで成功している某「にこ」な動画配信サイトをはじめとするメディア配信サービスと、そこに舵を切りきれずに苦戦をしているパッケージ売りの娯楽メディアメーカーを状況を見れば、わりと明らかなのではないかと思います。


でも、ライトユーザーはともかく長年ゲームをしてきたヘビーユーザーであれば無課金であっても「経験とテクニック」で意外と何とかなってしまうように感じます。
逆に「何の目的もなく漫然と課金する」とか「他人よりも目立ちたいがために課金する」などというのは避けましょう。
そういった課金はパチンコや競馬などのように「依存症」を引き起こしやすく、ただただお金を使わずにはいられない悲惨な「病気」になってしまうことも少なくはありません。

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