2016年4月10日日曜日

ゲーム小ネタ:A列車で「田舎の風景」

 何やら久々な気がする「A列車で行こう」シリーズのネタです。
最近は別のゲームにかかりっきりとか時間が取れないとかありますが、そもそも攻略とか再現マップとかの小技はそれ系の情報サイトの方が詳しいので。。。

ということで、A列車で行こうシリーズではちょっと難しい「ローカル線の風景」がうまくできるかも?なコツを書いてみます。
コツと言ってもふんわりしたものなので、「そんなもんか」程度に見ていただければ。


<そもそも「ローカル線」って?>

 まずはここからですね。

俗にローカル線という場合、多くは人の少ない山間部や海浜部を経由して地方の中小都市を結んでいる鉄道路線のことを示しているようです。
とりわけ、第3セクターに引き継がれたものを含めた「旧国鉄やJRの採算割れ(に近い)田舎の路線」を指すことがほとんどです。
ちなみにバスだともっとひどい扱いで、ほとんどは「乗降者があまりいない過疎地の生活路線」という感じです。
テレビの旅行バラエティだと温泉郷などの観光地に繋がる路線を含むこともありますね。


<どうしてローカル線が難しい?>

 これは、「A列車で行こう」というゲームシリーズ自体が「鉄道で都市開発する」というコンセプトだからですね。

旅客列車を通し、貨物を輸送して建築物を建てやすくすれば、自然と中規模程度の都市に発展していってしまいます。
そのため、たとえ田舎のような風景を作ろうと路線や建物などを設定しても、いざ鉄道を通して時間を進めると沿線すべてが街になってしまう、なんてことも良くあります。
シナリオクリアを目指す以上はどうしても「採算」を考えないといけないので、採算を取ろうとして儲かるダイヤやまちづくりをして全路線を黒字化してしまうと、どこに行っても都会になって田舎が全然なくなってしまった、なんてことも。


<ローカル線チックにするにはどうするか>

 では、なるべく発展を抑えてローカル線風景を維持するにはどうすればよいか、です。

経験則上は、「列車の往来を抑える」「交通をバスメインにする」「ローカル線にありがちな路線設計をする」などが挙げられます。

「列車の往来を抑える」は、単純に運行する編成数を減らす、というのが単純なやり方です。
1編成の車両数を少なくするとか、低速車両を使用するとかして輸送する旅客数を減らすというのがありますね。

「交通をバスメインにする」というのは、ゲームの仕様上鉄道よりバスのほうが発展しにくくなっていることを利用したものです。
バスを利用すると、同じ数の旅客を輸送しても鉄道ほど都市化が加速しない、というのがあります。

「ローカル線にありがちな路線設計をする」というのは、単線をメインにする、ボトルネックになるすれ違いできない1ホーム駅を作る、などが挙げられます。
都市発展の評価に使われる「列車の往来数」「乗降客の総数」を抑える効果があります。

このほかにも、都市発展そのものを抑えたいのなら、適度に発展したところで資材供給を止めるとか、旅客乗降しかしない(都市発展率が0の)無人駅を使う、なんて手もあります。

もしそういった感じにするのが難しい、というのであれば、ドル箱路線から分岐させてローカル風観光用路線を作る、なんて手で路線全体の採算を維持することもできます。
街を抜けるとそこにど田舎(失礼!)があった、という言わば「秘境駅」みたいな所を造る、ということですね。
そうする場合は、なるべく都心部から遠ざかるように路線設計するほか、駅間をかなり広く取るのもかなり重要になってきます。(駅の密度=街の密度、なので)

編成する車両にもこだわるなら、できるかぎり「時代遅れ」のものを使うのがベターです。
ローカル線とよばれる路線には、そこそこ年代物の気動車や都心部で昔使われていた電動車の払い下げなどがよく使われています。
特に都市から離れていく路線だと普通列車に大量の旅客を輸送する設計の車両が用いられることはあまりないので、その辺もこだわるとらしさが上がります。


<ローカル線風のダイヤ繰り>

 ローカル風の路線を作るときに難しいのは「ダイヤ編成」です。

上で列車の往来は抑えた方がそれらしい、と書きましたが、やりすぎると「動態保存させるために旅客列車を走らせている貨物専用路線」みたいになってしまいます。
そこで、数時間に1本走らせる基本編成の他に「朝晩の繁忙時間だけ走る特別編成」を加えると、ややそれっぽいダイヤが出来上がります。
その分すれ違い地点を設定する必要が出てきますが、そこに駅は使わず「信号」や「すれ違い専用区間」を設けてやれば、らしい感じを維持しつつ発展を抑えることもできます。


<ローカル沿線の建物>

 ローカル沿線の風景にするには、建物にも注意が必要です。

路線の両端(始発・終着)についてはそこまで気にしなくてもよいですが、ローカル沿線は「昔は人がいたけど今は少ない」という感じにしておく方がらしくなります。
高層建築物があったり、大規模な娯楽施設や商業施設がそこかしこにあったりするようだと、車窓から見ていて「ここは賑わっている」と映りやすくなります。(この辺は現実と同じ)
なるべく大規模な施設や高層建築は控え、商業・観光系施設も駅近傍に小規模なものがひとつふたつくらい、という感じにしておくとそれらしくなります。

当然ながら、都市から離れた無人駅には近代的な建物を造らないようにしないと、「人が離れた」という感じが出なくなります。
(リゾート風観光施設を誘致した、という設定ならそれ系の建物があっても良いと思いますが)


<ウルトラC:コンストラクションモードを使う>

 そんなのは面倒で嫌だ、と言うなら、いっそコンストラクションモードで路線から建物まで一括して設計してしまいましょう。

もちろん鉄道敷設も含めたコンストラクションモードが実装されていることが必須ですが、シナリオ攻略しながら路線設計するよりは遥かに簡単です。
ただ、一から十まで自分でやってしまうと「意外性」というのがなくなってしまうので、案外「コレジャナイ感」が漂うこともままあります。
あと当然ながら、ダイヤ編成は自力でやらないといけないのでそこの苦労だけは軽減できません。

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