2018年4月14日土曜日

PC小ネタ:迷惑メールを多く減らすには

 昨今激増している「迷惑メール」。
かつては世界でも最低水準のワキの甘さを誇ったガラパゴスケータイのSMSを介したモバイルスパムが主流でしたが、最近ではサイバー攻撃やマルウェア、金策目的の売買で流出したメールアドレスリストを使ったものに軸が移っています。

と、ここまではどこでも語られてる話。

実は現在発信されている迷惑メールの多くが、「メールアカウント乗っ取り」によって発信されている恐れが高いと思われるのです。
特に「自身が発信者になっている」メールが頻繁に届く時には注意が必要です。

現在配信・配布されているメールソフトの多くには「代理メール送信」という機能があります。
これは端的に言うと、アカウント登録されている別の人の名義でメールを送れる機能です。
当然ながらアカウントが登録されてなければメールは送れない(送れてもアドレス偽装で弾かれる)ですし、アカウントがあっても使用権限がなければ同じことになります。

逆に言えば、自身が発信者(From:)になっているメールが頻繁に送られてくる場合は、アカウントが乗っ取られているか、メールアカウントのサインイン情報(メール送受信に使うもの)が流出している恐れがある、ということです。
もちろん巧妙に偽装されたメールを大量に送るツールは「裏」を探せば大量にあるんでしょうが、たかだかスパム程度にそこまで掛ける人は早々多くないでしょう(だといいな。。。)

 で、これを止めるにはどうするか。

手軽な中で効果がかなり高いのは「パスワード変更」です。
少なくともメール送受信アカウントのパスワードを変えてしまえば、流出情報を使う第3者からのメール発信が止められます。
これで迷惑メールが激減するようなら、少なくとも「加害者かつ被害者」になることは防げたということになります。
それでも停止しない場合は流出メールアドレスを使ったダイレクトスパムメールと考えられるため、あまりにひどい場合やメールサーバーの迷惑メールフィルター機能オンやメールアドレス変更なども検討してみてください。

ちなみにこれ、ケータイやスマホに対してはそこまで効果的ではありません。
少し閉めたとはいえいまだワキの甘いSMSだけでなく、LINEやTwitterなどの踏み台にしやすいSNSが蔓延しているため、スパムとの付き合いはある意味「避けられぬ運命」です。
もちろんそれらのサービスをシャットアウトしてしまえばかなり軽減できるでしょうが、本気でそうしたいなら電話しかできない「携帯電話」をお使いください。

0 件のコメント: