2015年12月5日土曜日

諸々小ネタ:Blogger編集の備忘録

 GoogleのBlogサービス「Blogger」。
使い込んでいくと、色々と気づく点があります。
このページはその備忘録です。


・ 開きなおすとレイアウトが崩れる

リッチテキストからHTMLにするときにタグ変換が崩れ、改行タグが増えたり無駄な装飾がついたりすることがあるようです。
装飾や箇条書きの付け外しを繰り返したり、装飾部の文字を繰り返し編集したりなどの結果として起こるようです。
大抵はHTMLモードでタグ編集すれば解消しますので、多少知識がある人は投稿前に一度下書き保存し、レイアウトとタグを確認したうえで投稿したほうが良いかもしれません。
ちなみに装飾をあまり使わない人やブログに追記する機会がほとんどない人ならそれほど気にする必要はないかも。


・ レイアウト編集はブラウザ依存が大きいことを考慮する

BloggerはGoogle社の提供サービスのため、Google Chromeブラウザに完全最適化されています。
その他のブラウザでは、Blogger編集画面が正しく表示されない、そもそもアクセス自体がうまくできない、などの症例が多く発生します。
またブラウザごとにページ表示の仕様が異なるため、うかつにページスタイルを手動編集してしまうと、特定のブラウザだけ変な表示になってしまう、なんてことも。


・ やってはいけない操作

 ブラウザにもよりますが、Blogger編集中にはやってはいけない・やらない方がよい操作があります。
幾つかはついやってしまう操作ですが、色々と気をつけた方が良いでしょう。

PageUP/PageDownキー: 機能はしますが、何故かツールバーが左に大きくずれてしまいます。特に「作成」ボタンが大きく隠れて使いづらくなります。ちなみに直すときは、画面下部のスクロールバーをマウス等で操作します。それがない場合は、画面上部のタイトル入力欄に入力カーソルを移動して、左右カーソルキー押しっぱなしでも直せます。
Insertキー: 機能はしますが、日本語変換をする際に未確定の文字が一部正しく表示されないことがあるようです(多分Googleシステムが欧文特化のため)。ちなみに日本語入力中のアンドゥが漢字変換がキャンセルされるだけになるなど、日本語とは色々相性が悪いようです。
テキストを範囲選択してEnterキー: ページ構成にもよりますが、改行挿入後にカーソルがページ最後に飛んでしまうことがあるようです。 遭遇率は低いと思いますが、スライドパッドが上手く動かない一部のノートPCなどでは気をつけましょう。


・ Bloggerのアップロードミス画像を消したい

 サービスの変遷で色々と変わっているようですが、現在はGoogleサービスのひとつである「Picasa ウェブ アルバム」との連携となっているようです。
Bloggerでアップロードした画像は、直接 Picasa ウェブ アルバム の方に送られるようです。
もし「アップロードミスしたので消したい」「Blogそのものを止めたいので画像も消したい」といった場合は、Picasa ウェブ アルバムのBloggerアルバムから「整理」を行いましょう。

かつては Google フォト などと連携していたこともあるようですが、現在は異なるようです。

参考:Picasa ウェブ アルバムのアドレス
https://picasaweb.google.com/home


・ Bloggerのレイアウトがおかしくなった

 情報サイトなどのような何度も内容を編集する(このBlogみたいな)使い方をしていると、たまにページレイアウトが崩れることがあります。
1回書ききりの日記やレポートなどを掲載している人にはあまり関係ないようですが、装飾の付け外しや画像の貼り直しを何度もしていると発生するかもしれません。

これは、装飾追加・削除の繰り返しや文字入力に伴う自動書式設定で何らかの「予期せぬ不具合」が生じ、タグの残骸や無駄追加が発生することで起こるようです。
ただ、実はこの処理が発生しても「作成」モード(入力リッチテキストをHTML変換する)では見た目上何も起きていないように見えるのが問題で、大体気づく頃には修正困難なところまで進行しているのが実情です。(ガンみたいですね)
ちなみに、多いのは「BRタグ(改行)の増殖」「DIVタグの増殖」「マーキータグ(スタイル指定SPAN)の残存」で、まれに「空の画像・動画タグ残存」が起こるようです。

 これを修正する手段は主に2つです。

1つは、HTMLモード(BODYタグ部分のHTMLを旧来のタグ式エディタのように記述する)で地道に修正する、というものです。
HTMLの知識がある人ならわりと確実な手段で、ブラウザの検索機能で引っ掛けて修正していけば、レイアウトを崩すことなく正しい状態に戻せます。
しかし、修正箇所が多くなるとBloggerのエディタとブラウザの検索機能では正直間に合いません。

もうひとつの手段は、「テキストエディタに内容をカット&ペーストし、再度そこからカット&ペーストする」です。
これを行えば、貼り付けられたテキストに応じて再度タグが振り直されるので、タグ崩れも自動的に修正されます。
ただ、画像や装飾は消えてしまうので、再度設定し直さないといけません。

なお、HTML編集に慣れた人であれば、この2つの手段を組み合わせて「HTMLモードのテキストをエディタに貼り付けて編集し、再度HTMLモードに貼り付け直す」という技が使えます。
(ちなみに自身も、手がかかるときはこの方法で再編集をしています)

PC小ネタ:使い勝手が良くなるかもしれないMicrosoftOfficeリボンカスタマイズ

 採用当初はクラシックユーザーの大半を含む多くのユーザーから不評を買った「リボンインターフェース」ですが、最近はようやく賛否両論が出るくらいまでには落ち着いてきました。
(ガラパゴス鎖国主義のジャパンを除く)

その中で、使い勝手を良くする手段として Microsoft Office などに採用されているのが「リボンのカスタマイズ」です。
これは既存タブの内容の表示・非表示を切り替えたり、新たにグループを作ってボタン類を追加できるだけでなく、新たにユーザー独自のタブやグループを作成することも可能になっています。
これで使い勝手が向上する、かと思いきや、意外と制約が多いので「くせ」を掴まないとあまり使い勝手が上がらないのが実情です。

 ということで、もしかすると使い勝手が上がるかもしれないリボンカスタマイズのポイントをいくつか上げてみます。


<ボタンのサイズと配列>

 リボン上に追加されたボタンは、基本的に3つのサイズで表示されます。
  • 大: リボンの高さいっぱいに表示されるアイコンサイズ。キャプションテキスト付き。
  • 中: 縦に3個まで配列できるアイコンサイズ。キャプションテキスト付き。
  • 小: アイコンサイズは中と同じ。ただしキャプションテキストはない。
これはそのボタンの規定として定められているらしく、例外が無い限りはリサイズが起きることはほぼありません。
どれがどのサイズで表示されるか、というのを把握するのはかなり難しいので、色々試してもらうしかありません。
この辺りは規定のリボンに表示されているアイコンを見たほうが早いかもしれません。

これらのボタンを配置した場合、概ね以下の様な挙動をします。

  • 大サイズアイコン: 1つまたは2つまでは大サイズで表示され、それ以降は追加数によって中>小とリサイズされる
  • 中サイズアイコン: 最初の3つは中サイズで表示され、それ以降は追加数によって小サイズにリサイズされる
  • 小サイズアイコン: ほぼ例外なく小サイズで表示される

サイズが混在した場合は法則が崩れるため、いきなり最初から中や小のサイズで表示されることもあるようです。

 アイコンは1つのタテ列に最大3個まで配置され、列が埋まると右にずれて新たな列を形成します。
規定のリボンでは横列配置もあるようですが、これはユーザーカスタムのリボンでは出来ません。


<ユーザータブとグループ>

 リボンタブは、原則として自由に作れますし、消せます。
ただし既存のタブについては、表示・非表示の切り替えしかできません。
これはグループも同じです。

さらにグループについては、リボンタブ直下にしか作れません。
「サブグループinカスタムグループ」のような複雑なものはできません。


<使い勝手向上法>

 ではこのあたりを踏まえて、いくつか使い勝手が上がるかもしれないカスタマイズ方法を上げてみます。

・ グループの表示順変更と数の絞り込み

 通常、グループのサイズは左の方が最大になるように調整されます。
もしリボンの幅がウィンドウサイズを上回ると、右のグループの方から順に折りたたまれてしまいます。
規定リボンが使いづらいのは、無駄にボタンが多いだけでなく隠れて使いにくくなるグループが多いのも要因ではないかと思います。

そこで、よく使うものだけをカスタムタブに登録し、それ以外は登録しない、というのが賢いやり方です。
もしどうしても多くのボタンを登録しなければならない、という時は、優先したいボタンを出来る限り左に集めるとよいでしょう。
そうすれば、グループが折りたたまれても作業への支障が出にくくなります。

・ 擬似「アイコン横配列」

 上で書いたとおり、アイコンは原則として縦配列しか出来ません。
それだと、WordやExcelなどの文字揃え調整などの一部のボタンが使いづらくなってしまいます。
しかし、アイコンの登録順をうまく調整することで「擬似的に横配列したように見せる」という手があります。

例えば、「左揃え」「中央揃え」「右揃え」のアイコンを素直に登録すると、それらは縦並びになります。
一応縦3個並びなので使えなくはないのですが、規定のリボンとは配列が違うので使い勝手は悪いです。
そこで、ほかの小サイズ表示のボタンを4つ以上登録し、上記の3つのアイコンを3個飛ばしで登録します。
すると。。。

こういった感じで、擬似的に横並びさせたかのような表示になるのです。
更に、それ以外の行も2つ並び、3つ並びセットのボタンをうまく配置してやれば、無駄がなくなって使い勝手も向上します。

・ 同サイズアイコンの一括まとめ

 中サイズと小サイズのボタンが混在すると、縦の列が無駄に広くなってしまうことがあります。
この状態だと、見栄えが悪いばかりかボタンを押せない無駄な空間が出来てしまうこともあります。

このような場合は、出来る限り同じサイズのボタンが縦並びするようにボタンの登録順を調整しましょう。
特に「フォント」「文字サイズ」といった横にやや長いコントロール類は、中サイズボタンとセットにしやすいです。
更に、うまくすれば場所をとる大サイズボタンを強制的に中サイズにしてスペース削減、ということもできるかもしれません。

・ 擬似「アイコン強制サイズダウン」

 これは中サイズ表示のボタンでしか出来ないのですが、サイズ表示を強制的に小サイズにする方法があります。
どうしても上記の方法を使いたくない、ボタンをバラけさせたくない、といった時にはかなり有効です。

と言っても方法は簡単、ボタンの追加/削除画面で「名前の編集」を開いて名前を全部消すだけです。
こうすれば、若干横に広いものの中サイズでも小サイズと同じくらいの表示になるのです。

あまり使いどころはないと思いますが、タブレット端末など画面の小さいPCで省略表示(グループアイコンしか出ない状態)にしたくないときには使える手かもしれません。

日常小ネタ:ゴミがあふれる些細なこと

 普段はあまり気づかないけれど、溜まってくると厄介さに気づく「ゴミ」。
何の気なしに生活しているといつの間にやらゴミの吹き溜まりができていた、そんなこともままあると思います。
そんなゴミあふれの状態は、些細なきっかけがはじまりなのかもしれません。


 通常、ゴミはゴミ箱に捨てます。
最近は分別がほぼ必須となっているため、ゴミ箱ではなく廃棄用のゴミ袋をそのかわりにしている場合もあると思います。
これ自体はゴミを廃棄する準備、ということでそれ自体はそうそう問題とは言えません。

 ただ、そのゴミ箱やゴミ袋をどこに置いているか、どう処分しているか、ということがゴミが溢れるか溜まらないかを分けるポイントになる場合が多いようです。
経験則として、居室にゴミを1つでも放置してしまうと、いずれそこが大きなゴミ集積場になってしまいます。
これはゴミをむき出しにした場合のみならず、ゴミ箱やゴミ袋といった「ゴミがあることを連想させるもの」があっても起こるようです。
「いずれ捨てるから仮置きをしよう」というのも、それが捨てられるまでは同じ効果をもたらすことになります。

一番良いのはゴミを増やす行為をしないこと、なのですが、何を買っても大小さまざまな包装や保護部材がついてきますし、使い捨てが多いので廃棄スパンも早くなりがちです。
なので、できるだけゴミ箱・ゴミ袋の類は居室以外の場所(ただし日に何度かは目に留まるところ)に集積するようにし、ゴミ収集の日には欠かさず出す、というのが方策になるでしょう。

人間(もしくは動物?)の本能からか、目に留まるところに物があるとそこに別の物を置いてしまう、という習性があるようです。
これはゴミなどの不要物についても例外ではなく、そこにゴミがあれば新たなゴミを置き続けてしまう(捨てる、ではなく!)ということが起こるのです。
このあたりは、日本中どこでも見られる「街なかに1つゴミが置かれると、数日後にはゴミの小山やゴミオブジェ通りが出来上がる」という下劣な無作法を見ればわかると思います。

で、これがどんどん進行していくと、ゴミの上にゴミを重ねて居住領域を塞いでしまう「汚部屋」とか「ゴミ屋敷」といったものが出来上がってしまうわけですね。
(ただ、ゴミを「大事なもの」と言ってしまうのは、この習性に加えて、ゴミが大事なものの境界線を侵してしまった事による「価値のすり替え」も関係していると思われますが)


 この考えは、物を溜め込み過ぎて収納に困る、という問題にも関連しているように思います。
ただしこれは、ゴミとは逆にしまい込んで目に留まらないから同じような物があるのに気付かず、そこに日本人独特の「もったいない」が絡んで気づいても処分しない、という悪循環が続くわけですね。
なお意外かもしれませんが、カーテンなどの目隠しで収納物を見えないようにする、とか、高い位置に棚を作って内容物が見えにくい状況を作ってしまう、という事もものを散らかす要因の1つになりうるようです。
収納が目に留まる距離にあっても、その中身が目に留まらなければ無いも同然、ということですね。

最近では物をほとんど置かない「ミニマリスト」というのも増えているようですが、わりと道理にかなった生活様式なのかもしれません。

で、こちらについては、ゴミとは逆で「中身を把握し続けること」が重要になります。
定期的に収納を見て中身を改めておくとか、積極的に取り出して使用する、などですね。
そうすればどこに何があるかを把握できますし、「どうも使いどころがないな」と感じるならリサイクルショップに持ち込んだりゴミとして処分したりもやりやすくなります。


 しかし、どうしてもゴミや物が溢れてしまう状況が発生することがあるかもしれません。
断捨離などの不要品廃棄・収納整理でも片付かないその時は、引っ越し・リフォーム・建て替えを考える時なのかもしれません。