2016年3月21日月曜日

スマホ・タブレット小ネタ:気をつけよう「急速充電」

 今や日常に欠かせなくなったケータイやスマートフォン。
「今すぐ充電しなきゃ」という時に便利なのが、電流を増やすことで充電時間を減らす「急速充電器」です。
普段からこれしか使っていない、という人もいるかもしれません。

 ただ、この急速充電器だけを使い続けるのは少々危険です。

まず、急速充電器の多くは端末の充電池に記載の許容範囲をやや上回る電流を流します。
実際には、破損する限界値よりも低い値を記載しているので、余程のことがない限りは壊れることはありません。
ただしそれは単発の使用などに限られる話で、もし連続して使い続けてしまうと充電池の寿命を著しく短くしてしまいます。

本来よりも多くの電流が流し込まれるため、「充電池が膨れて破裂する」というポンコツバッテリーでよく起こる現象を引き起こしやすくなる可能性があります。
また、まれとは思いますが端末自体にあふれた電流が流れ込んで破損してしまう、ということが万万が一にもないとは言い切れません。

充電速度が早い、というのはメリットですが、その分リスクも有ることを覚えておきましょう。

 ちなみに最近では、コンビニ等にも「USB端子付きマルチタップ」というものが置かれるようになっています。
これを購入するときは、端子から供給される電流と荷重電圧が所有している端末にあったものになっているかを確認しましょう。
中には急速充電器に相当する機能になっていたり、端子ごとに電流が異なっていたりすることもあるので、知らずに使っているうちに端末を壊してしまった、なんてことも起こるかもしれません。

ただ一部の機器については、許容値を超える電流や電圧がかかると充電機能をOFFにする安全装置がついているものもあるようです。
充電が不安定だったり、そもそも充電ができなかったりといった不都合がある場合は、マルチタップの説明書を読み返して適切な使い方になっているか確認するようにしましょう。

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