2015年2月8日日曜日

日常小ネタ:細かな「アク」をすくえる意外な方法

 料理、特に汁物を作るときの面倒ごとのひとつが「アク取り」です。

普通は玉杓子ですくいとるのが一般的ですが、どうしても汁ごとすくいとることになるので雑にやると折角のスープが激減してしまいます。
また鍋物などで使うかすとり用の網杓子を使う手もありますが、目が粗いためなかなか取りきれません。

意外な手として「アルミホイルの落し蓋」というものがあります。
一度くしゃくしゃにしたアルミホイルを広げたもので、落し蓋の代わりにすればかなりの効果が期待できます。
一応洗えば再利用できなくもないのですが、きれいに洗いにくいのでどうしてもアクが残りやすく、また煮ている材料が肉や魚の場合「万が一」があるので使いまわしはお勧めできません。

 実は先ほど挙げた玉杓子と網杓子、組み合わせると意外なくらいにアクが取れてしまうのです。

その方法は非常に簡単。
「網杓子の上に玉杓子を重ねる」だけです。

使い方も簡単で、アクが浮いているスープの表面に玉杓子の底が触れるよう網杓子を沈め、網杓子にアクを乗せるように回すだけです。
なぜかこれだけで玉杓子ですくったときのようにアクやかすが取れる上、汁は網杓子のすきまから抜けて行くためほとんど減りません。

その理屈は良くわかりませんが、もしかすると「アルミホイルの落し蓋」と同じような効果が発生しているのかもしれません。

1回や2回では効果はわかりませんが、煮る時間が長くなればなるほどはっきりしてきます。
カレーでアクすくいをしすぎて汁を減らした上、水を継ぎ足して味の薄いスープカレーにしてしまった、みたいな失敗をしてしまいがちな人は試してみては?


 ちなみに鍋から引き上げるとき、2つの杓子を離してしまうと汁が勢い良く落ちてしまい、折角すくったアクが鍋に戻ってしまいます。
必ず2つを一緒にした状態でアクを濯ぐ入れ物に持っていくようにしましょう。

またアクは玉杓子の底に多くついているため、特に玉杓子はしっかりと濯ぐ必要があります。
そのときは2つの杓子を離して濯ぐと効率が良くなります。

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