2015年3月31日火曜日

思考パズル:ピクチャーロジックパズルの解き方・入り口

<はじめに>

 日本には色々な「思考パズル」があり、そのどれにも「こうすれば解きやすい」という手順や考え方などがあります。
その中に、指示された数字に従ってマス目を塗りつぶしていくと絵が浮き出してくる「ピクチャーロジック(ピクロジ)」があります。

そのルールは至って単純です。
  • 数字は「連続で塗りつぶされるマスの数」を表す。
  • 数字が2つ以上ある場合、数字と数字の間には1マス以上の塗られないマスがある。


 もちろん単純なのはルールだけで、実際のパズルの難易度はマス目のサイズや設定された絵(から導かれる数字)によって大きく変わります。
「ヒント」という形でパズルについてのコメントが付いていることもありますが、抽象的なものが多いのでそれほどあてにならないことも多いです。

一見、これではパズルを解くのは非常に困難、と思われがちですが、実はそのルールからヒントを導くことも可能なのです。


<「確定ライン」と「確定マス」>

 パズルの目的は、塗りつぶすように指定されたすべてのマスを塗ることです。
とはいえ、すべてを塗りつぶすためにはヒントが示された1ライン分、そしてその中の1マス1マスを塗っていかなくては始まりません。


 最も早く確定するのは、「塗りつぶし指定マス(とその間の1マス)の合計が1ラインのマス数と一致する指定」の場合です。
上のサンプル図では、「4」のライン以外がこれに相当します。
当然、「1ラインのすべてのマスを塗る指定」や、逆に「1マスも塗らない指定」の場合もすぐに確定します。

こういった「確定ライン」を多く含むものは、比較的短時間で解くことができます。


 それ以外のケースだと、塗りつぶし指定マスの間に2マス以上、もしくはグリッドの端から塗りつぶし指定マスまでの間に1マス以上の塗られないマスが存在する形になります。
この塗られないマスが多くなればなるほど、パズルは解きにくくなります。

しかし塗られないマスの数が比較的少ない場合、一部のマスを「確定マス」として塗ることができることもあります。

例えば下の図の場合、ラインの長さが5マス、塗りつぶし指定は3マスのため、塗りつぶしパターンは複数になります。

しかしよく見ると、どのパターンでも中央の1マスだけは確定で塗りつぶされます。


このマスが、このパターンでの「確定マス」になります。
もちろん、塗りつぶされないマスが間に入る場合も同じような考え方で確定マスを導けますが、塗られないマスのことも考えないといけないため少々複雑になります。
指定によっては確定できるマスがなくなってしまうこともあります。
上の例と同じく3マス、ただし間に1マスの隙間がある


<より効率的に塗りつぶすには>

 効率よくマス目を埋めていくには、イラスト系パズルの鉄則である「端攻め」を行うのが近道です。
端のラインからだと塗りつぶしマスは片側にしかつながらないうえ、ヒント数字の参照箇所は先頭または最後のもので確定しています。
そのため、端からなら「塗りつぶしマス」と「その外側にある塗りつぶさないマス1つ」が確定しやすいのです。

その次が、外側から1つ内側のラインです。
もし端のラインをある程度埋めていれば、そこからつながった塗りつぶしマスによって一部のマスがすでに確定していることも少なくありません。
これを利用しながら端からラインを確定していけば、比較的多くのマスを確定させることができると思います。

2015年3月26日木曜日

PCトラブル:Windowsログオン直後に限って日本語入力が出来ない

<症例>
  • Windows OS でMicrosoft社製以外の入力システム(IME)をインストールしている時、最初のログオン画面でMicrosoft社のIMEが強制選択される、または何も選択されない
  • 他社製IMEを「規定の入力システム」にしたとき、起動直後のログオンに限り標準のIMEが表示される、またはIMEが全く起動せず日本語入力できない
<考えられる可能性>
  • アカウント「システム」に規定のIME設定が正しく設定されていない
  • インストール時、データの追加や設定の書き込みに失敗している
<説明>

 かつては、パソコンなどの入力システム(IME)として使用できるのは基本ソフト(OS)にバンドルされた標準IMEのみで、使いづらくても泣く泣く使い続けるしかありませんでした。
しかし最近では、さまざまな企業や有志グループによって色々な種類の入力システムが開発されており、一部を除いて無料で使用することが出来ます。
(使用情報のフィードバック等がついてくるので、「無償」とは言えませんが)

しかし、他社IMEをインストールしている環境にもかかわらず、ログオン時のみ標準のIMEを使用しなくてはいけない、という状況になることがあるようです。
また、起動直後に限って追加したIMEが正しく起動されず、手動で起動するかログオンし直すかしないと日本語入力ができなくなることもあるようです。


 このような場合、非常に可能性が高いのは「言語入力設定の不足」です。
その設定を適切に行えば、余程のことが無い限り改善します。
なお、以下の内容は Windows OS 特化となっているため、Mac OS の方は他のサイトを確認されたほうが良いかもしれません。

まず、手動で他社IMEに切り替えられるかを確認します。

コントロールパネルの入力方式設定画面を開きます。(検索ボックスで「入力方式」(カテゴリは「設定」)などと入力すればリンクが出てきます)
ここで他社IMEを規定の入力方式に設定して確定します。
インストールなどに問題がなければ、これで他社IMEが起動するはずです。

もしここで「入力システムの起動に失敗しました」や「0x00000000 の 0x00000000 を参照しました」のような不可解なメッセージが表示された場合は、インストールの失敗などによるデータの破損が考えられます。
その場合は各メーカーのサポートサイトなどに問い合わせ、「問題の発生しない再インストール手順」を調べて実施してみましょう。
多くの場合は、これによって状況が改善します。
一応、単なる「アンインストール>インストール」という簡単な再インストール操作でも改善することもあるようです。


ではここから、IMEを正しく起動できる(であろう)設定を行います。

・ Windows Vista の場合:
  1. 「管理者権限のアカウント」でログオンする。
  2. コントロールパネルの「地域と言語のオプション」を開く。
  3. 「管理」タグページに切り替える。
  4. 「予約されたアカウント」グループの「予約されたアカウントへコピー」ボタンを押す。おそらくユーザーアカウント制御のダイアログが表示されるので、「許可」して進む。
  5. 「システムアカウント」のボックスにチェックを入れ、「OK」ボタンを押す。
・ Windows 7 の場合:
  1. 「管理者権限のアカウント」でログオンする。
  2. コントロールパネルの「地域と言語」を開く。
  3. 「管理」タグページに切り替える。
  4. 「ようこそ画面と新しいユーザー アカウント」グループの「設定のコピー」ボタンを押す。
  5. 「ようこそ画面とシステム アカウント」ボックスにチェックを入れ、「OK」ボタンを押す。
・ Windows 8/8.1 の場合:
  1. 「管理者権限のアカウント」でサインインする。
  2. Windowsキーを押しながらスペースキーを押す。タブレットなどではチャームバーから「コントロールパネル」>「時計、言語、および地域」>「言語」の順で開く。
  3. 画面左の「詳細設定」を押す。
  4. 「ようこそ画面、システム アカウント、および新しいユーザー アカウントに言語設定を適用する」リンクを押す。
  5. 以下、Windows 7の手順4、5を行う。
管理者権限アカウントでログオンするのは必須です。
これをしないといちいち管理者のパスワード入力を求められるうえ、設定に失敗する可能性もないとは言えません。
また、コントロールパネルを開くのが面倒なら検索窓に「地域と」などと入力すれば一発で表示されますが、Windows 8以降はPC設定画面(メトロUIの新しい設定パネル)が開くので注意しましょう。

また、最後の手順で新規に作成するユーザーアカウントの初期入力システムを変更することも可能です。
「ようこそ画面とシステム アカウント」の下に「新しいユーザー アカウント」があるので、これにチェックを入れて確定すればOKです。
新規購入のパソコンなら、IMEのインストールを行った後にこの設定も行っておけば、以降に追加するアカウントの初期設定の手間が減らせます。


 なお、複数の入力システムを追加すると Ctrl キーと Shift キーの同時押しで入力システムが切り替わってしまいます。
複数言語を入れていない PC では邪魔な機能ですが、入力方式の設定画面から切り替えのショートカット操作を削除してしまうことができます。

・ Windows Vista/Windows 7 の場合:
    1. 言語の詳細設定画面を開く。(前述の手順1、2)
    2. 「詳細なキー設定」タブページに切り替える。
    3. 「入力言語間」や「入力言語の切り替え」などの項目名を選び、「キー シーケンスの変更」ボタンを押す。
    4. 「入力言語の切り替え」の設定を「割り当てなし」に変更し、「OK」ボタンを押す。
    ・ Windows 8/8.1 の場合:
    1. 言語のオプション画面を開く。(前述の手順1 - 3)
    2. 「入力方式の切り替え」にある「言語バーのホット キーの変更」リンクを押す。
    3. 「入力言語を切り替える」を選び、「キー シーケンスの変更」ボタンを押す。
    4. 「入力言語の切り替え」の設定を「割り当てなし」に変更し、「OK」ボタンを押す。
    この設定を行っても言語バーの入力システムの切り替え機能は保持されるので、もし切り替えたい場合はマウス操作でシステム切り替えボタンを操作してください。

    ちなみに他社IMEをメインで使う場合でも、標準IMEは削除せずに残しておいたほうが良いようです。
    仮に他社IMEが動作不良を起こしたり、特定のアプリケーションとの相性問題で使用できなかったりした場合でも、標準IMEに切り替えて入力を行えるためです。
    現状特に問題がない場合でも、基本システムのアップデートやソフトウェアの更新・追加・削除などによって問題が発生するようになることもあります。


    <なぜ?>

     どうしてこんな現象が起こるんでしょう?

    通常、Windows パソコンを起動すると自身のアカウントでログオン・サインインします。
    そのため普通に起動すればIMEなども普通に使えそうですが、実はそうではありません。

    通常 Windows OS では、OS起動直後はセキュリティのため「システムアカウント」と呼ばれる特殊なユーザーアカウントでログオン・サインインされます。
    このアカウントはシステム保護のために用いられているもので、一般的なユーザー(管理者権限持ちも含む)はこのアカウントの設定を変更できないようになっています。
    これによって不正なプログラムによるシステム乗っ取りやハッキングを防ごうとしているわけですね。

    しかし同時に、この機能のためにIMEの追加を行ってもシステムアカウントには適用されず、標準IMEを起動してしまうのです。
    こうなると、システムと標準ユーザーのIMEが異なることになるので、うまくIMEが切り替わらずに異常が発生してしまう可能性が高くなる、ということなのです。
    なお、日本語入力ができなくなるような深刻なケースは少ないですが、入力切替や単語登録を行う言語バーが正しく表示されない現象は高確率で発生します。

    Windows 7 以降(Vistaも?)はほぼようこそ画面を経由するようなので、この設定が必須と言えるかもしれません。

     IME以外のアプリケーションでも、インストールによる設定の適用はインストールしたユーザーを中心に行われます。
    (共通の設定は「すべてのユーザー」という特殊なアカウントに対して適用されています。)
    個々のユーザーアカウントについては、それぞれのアカウントで設定しなければなりません。

    従って、新しい PC を購入したり古い PC をリカバリしたりした際は、あらかじめ必要なアプリケーション等をインストールした上でアカウント追加した方が良いでしょう。
    設定が簡単な方から手を付けてしまいがちですが、PC 関連の設定は「急がば回れ」というのがキーワードです。


    以下四方山。。。

    2015年3月17日火曜日

    日常トラブル:「電源ケーブル」を疑うべき不調

    <前兆現象>
    • ケーブルを振ると電源が入ったり切れたりする
    • 製品の角度を変えると電源が入ったり切れたりする
    • これまで問題のなかった使用環境でブレーカーが落ちるなどの障害が起こる
    <チェックポイント>
    • ケーブルの亀裂や剥がれ
    • ケーブルのくびれや膨らみ
    • ケーブルの長期間に渡る踏み潰しや固定
    <簡単な説明>

     昨今、火を伴う設備を使っていないのに突然発火して大火事になる、という事例が非常に多くなっているように感じます。
    その要因は多数あると思われますが、意外と失念しがちなのが「ケーブルの破断」により発生した火花による小火が知らないうちに拡大するケースです。

    「たかが火花」と思いがちですが、その小さい火種が密集した住宅地や山の大半を焼き払ってしまう元凶になってしまうのです。


     家電を使用している際、以下の様な状況が多く発生する場合はケーブルの破断を疑ったほうが良いでしょう。

    まず、ケーブルを振ったり位置を動かしたりした途端に電源が切れる場合。
    そういったケースでは、その近辺のケーブルに破断箇所がある可能性が非常に高いです。

    次に、家電の位置を変えた途端に電源が切れる場合。
    そういったケースでは、家電の根本に近い部分か、位置を移動した際にたわんだり伸びたりした部分に破断箇所がある可能性が高いです。

    そして、これまで問題のなかった家電の組み合わせでブレーカーが落ちる場合。
    一般的にはブレーカー落ちの要因となった家電の故障や経年劣化を疑うべきですが、ケーブルの絶縁被覆が破損することにより回路短絡(ショート)が発生している可能性も否定できません。


     通常、ケーブル内部の銅線が破断しても絶縁被覆があるため大事には至りません。
    しかし銅線が切れてしまう場合、同時に絶縁被覆の方にダメージが入っていることがほとんどです。
    仮に銅線だけが切れている状況でも、そこに通電することで頻繁に火花が発生し、それが被覆を焼いてダメージを与える可能性もないとはいえません。

    特に長期間使用しているケーブル類については、定期的に以下の点を確認しておいたほうがよいでしょう。

    まず、目視で絶縁被覆に割れや剥がれなどの傷がないかを確認します。
    また、ケーブルを軽く曲げて異常がないかを確認します。
    この時点で傷などが確認できた場合、すでに非常に危険な状態になっています。

    次に、ケーブルに「くびれ」や「はれ」のような通常と異なる状態がないかを確認します。
    通常、品質に問題がなければ絶縁被覆を含めたケーブルの太さは均一のため、部分的に太さが異なることはまずありません。
    こういった箇所がある場合、

    主に「くびれ」は、ケーブルが90度以上の鋭角になるような折り曲げ方や物による圧迫などによって発生します。
    折れ曲がった状態を継続するのは破断を誘発する要因になりますので、コンパクトにしたいからといって無理にケーブルを束ねて使うのもあまり好ましくはありません。
    家電本体やアダプター類にケーブルを巻きつけるのももちろんNGです。

    血管の「はれ」のような異常も、ケーブルの破断や圧迫による変形などによって発生した可能性があります。
    このような場合、内部で発生した火花によって絶縁被覆や銅線にダメージが及び、その結果絶縁被覆をふくらませているおそれもあるので注意が必要です。


    警鐘が鳴らされている割に意外と失念しやすいのが、ケーブルの長期圧迫による破断です。
    本棚やテレビ台、椅子などといったものに組み敷くケースは比較的頻発するため、引っ越しや模様替えの際はもちろん普段からも注意しておきましょう。

    古い家屋の場合は「配線を柱に留めるU字状の留め釘」などにも注意が必要です。
    強く打ち付けられた部分が破断しやすくなるのはもちろんですが、一度固定されると点検の目が行き届きにくくなるため、隠れた部分が破断していても見落としてしまうことが多くなります。
    「木造家屋の火の気が殆ど無いところから出火」という火災には、そういったものが引き金になったケースも含まれているかもしれません。


    以下、よもやま

    2015年3月14日土曜日

    ゲーム小ネタ:初音ミク Project mirai 2のマイコレオで自然なダンスを作る

     初音ミク Project mirai 2のダンススタジオで作れる「マイコレオ」は、さまざまなカテゴリーのダンスモーションをつなぎあわせて一つのダンスモーションを作り上げる機能です。

    Project DIVA シリーズのPVと違って細かい調整はできないものの、規定のダンスモーションを組み合わせるだけでそれっぽいダンスが作れるので割りと手軽にできます。
    反面、モーションの開始・終了位置が固定されているうえ、各パーツがループモーションやPVダンスからの切り抜きのため、単にカードを並べただけだとダンスの繋ぎ目が目立ってしまいます。

    そこで、なるべく繋ぎ目の目立たないダンスの組み合わせ方を書いてみます。


    ・ 同じループモーションダンスを連続させる

     比較的お手軽なのがこれです。

    「キホン」カテゴリーのダンスには、開始と終了が同じポーズになる「ループモーション」のものが多くあります。
    そのダンスカードを単純に並べれば、簡単に繋ぎ目の殆ど無いダンスを作れます。

    難点は、同じダンスが続くため変化がなく、面白みがないものになってしまうことです。


    ・ 前の終了ポーズと似た開始ポーズのダンスモーションをつなげる

     多少感性や経験が必要になりますが、自然なダンスを作れるのがこれです。

    それぞれのダンスは独自の開始・終了ポーズが設定されています。
    しかし中には、別のダンスの終了ポーズと似た方向に体が向いていたり、手足の位置が比較的似ていたりする開始ポーズをもつものがあります。
    こういったものを組み合わせると、モーション補間機能によって多少のずれは調整されるため、比較的繋ぎ目に違和感のないダンスを作ることができます。

    例えば、キュートの2(スモールハート)は胸の前でハートマークを作ったところで止まりますが、この次に同じく胸の前に手があるクールの10(あつめてとばすよ)や11(いのり)を組み合わせると、ほぼつなぎ目なしでダンスがつながります。
    また、腕をVの字に曲げて肩のところで止めるクールの6(マルかいてターン)に、腕を顔の横まで上げるキホンの1(サイドステップ)をつなげると、腕の予備動作が少なくなるのでかなり自然に見えます。

    多くのモーションが同じような立ち位置に戻ってくるため、体の向きについてはよほど極端な組み合わせ方をしない限りは繋ぎ目が目立つようなことはありません。
    ただ、手の位置については手をうろつかせるようなぎこちない繋ぎ目になることがあります。


     また、モーションが中断される短縮小節には注意が必要です。

    これは原曲でピッチが変化したり節が変化したりする箇所に割り当てられている「通常より短いコマ」で、ここにダンスを置くと、モーションが最後まで再生されず途中で終了します。
    そのため、キャラモデルが瞬間移動するなどの極端な動きになりやすくなります。
    逆にこれを利用して、通常ではできないつなぎ方をすることも可能です。


    ・ 同じメロディラインには同じダンスを入れる

     カードを交換しているすれちがいユーザーのダンスを見ると、これはわりとメジャーなやり方みたいですね。 収録されている楽曲の多くはわりとスタンダードな流れのものが多いため、AメロやBメロ、サビなどの旋律にほぼ同じリズムが使用されています。
    その同じリズムのところに同じ組み合わせのダンスを入れれば、見た時にかなり安定したものが出来上がります。
    もしちょっとメロディラインが違うところがあるなら、そこだけちょっと組み合わせを変えればアクセントにもなります。

    ちなみに、そういった組み合わせにしておくと「自身でも踊りやすくなる」という面白いメリットもあります。
    そういったことをしてみたい人は、少し試してみるのも面白いかもしれません。

    自身が作成、すれちがい配信しているダンスのほとんどは、この繰り返しをちりばめたものになっています。
    安定はしているものの面白みはあまりないので、もし偶然すれちがってダンスを見られる機会を得られたとしても、退屈に感じてしまうかもしれません。


     はじめは短めの曲でかんたんモードを使ってダンスを自動生成し、それを調整するかたちで1曲
    分のダンスを完成させてみるのがいいと思います。
    そこである程度慣れたところで、長い曲や全ダンスの手付作成に着手すると納得の行くダンスが作れるようになる、はずです。


    ・ リズム部に合わせてみる!?

     自然なものを作る、という事からはやや外れるのですが、ボーカルや主旋律ではなくリズム部の音に合うダンスを合わせる、というやり方もあります。

    「ダンスを作る」と言うと「曲調に合わせたふりを入れる」「歌詞のイメージに近いふりを入れる」というようなものが多いため、ある意味差別化しにくいところがあります。
    例えばそこで、「タンタン!」という音に合うような手の振り方、足の動かし方をするダンスを合わせると、面白いアクセントになります。

    例を挙げると、メランコリックのサビ前にある「ポンポン」というリズムには、キュートの10(パタパタポニー)の最後にある両腕の上下動モーションが面白いくらいにぴったりはまります。
    もちろんそこまでぴったり来るものはそうありませんが、はっきり言ってしまえば余程独特な動きをするもの以外はちゃんと拍子に合ってくれます。
    逆に、「ちょっとしっくりこないな」と思ったらリズム部の流れとあっているかをチェックしてみるのも良いかもしれません。

     なお余談ですが、各PVダンスからモーションを切り抜いたダンスについては少し扱いに注意する必要があるようです。

    これらは元の楽曲に当てはめればしっくりいく。。。かと思いがちですが、残念ながらそうはなりません。
    実際にやってみると、歌詞やリズムと少しずれた違和感のあるつながり方になると思います。

    実は、これらのモーションの多くが開始位置が小節4等分では再現できない8分、16分、32分などの分割位置から始まるようになっているためなのです。
    その結果、元のイメージに合わせようと頑張れば頑張るほどおかしくなってしまう、ということが起こるのです。
    これらについては、あえて原曲ではなく別の曲のダンスに組み入れた方が面白くなるかもしれませんので、色々試してみるのがいいと思います。

    2015年3月4日水曜日

    ゲーム小ネタ:「ながら消化プレイ」で積みゲー消化?

     ゲームユーザーでよくあるのが、ゲームを次々に買ってプレイ途中の状態またはプレイしないままで放置してしまう「積みゲー」です。
    ほとんどはクリア時間のかかる大作RPGやプレイ時間無限の箱庭ゲームなどといったものを積み上げてしまう事がほとんどかと思いますが、ゲームの内容によっては複数のゲームを同時並行したり、ゲーム中に別の作業をしたり、といったことができなくもありません。


    <ながらプレイに向くもの>

    ・ 時間放置で進行したり好感度が上がったりするもの

     ゲーム起動状態で一定時間放置すると好感度等のパラメーターが上昇するものや、基本設定をすれば自動的にゲームが進行してくれるものについては、次に操作を必要とするタイミングまでは何もしなくてもいい事がほとんどです。
    こういったゲームについては、自動進行中に画面を見つめているだけだと時間が無駄になることもよくあります。

    スポーツゲームのトーナメントやリーグ戦進行もこれにあたります。


    ・ オートプレイでストーリーが進行するノベル系ゲーム

     メッセージを自動で送る機能を持つノベル系ゲームは、比較的積み易いゲームです。
    しかし、文章を既読にしたいだけなら、オートモードをオンにして放置しておけば選択肢や強制カットインイベントなどのオートモードが中断または解除されるタイミングまでは勝手に進める事ができます。
    しかもフルボイスのものなら、音声を聴いていればながらプレイでもそこそこはシナリオ把握できます。


    <一部ながらプレイできるもの>

    ・ RPGなどの経験値稼ぎなどでエンカウントするまでの移動中

     エンカウント型RPGのうち、エンカウント率上昇の要素がないものは、バトルとバトルの間の移動にやや時間がかかるものもあります。
    この操作を自動化できる場合、移動中に別の事を別のことをやり、エンカウント後はこちらに戻る、ということも可能です。
    ただし、同じ系統のゲームを並行プレイしていると、操作がこんがらがったりどちらでどういうプレイをしていたかわからなくなったりするので、あまりお勧めは出来ません。


    ・ ロード時間が異常に長いもの

     ゲームの中には、ロードに時間がかかって普通にプレイするとイラつくようなものもままあります。
    しかしこういったものが複数あるなら、その時間を交互に使ってプレイを進める、なんて手も使えます。
    ただ、ロード時間が長いものはシミュレーションなどの思考や読み合いが必要なゲームが多く、また一区切りのプレイ時間が長くなることがほとんどのため、場合によっては「何をどこまでプレイしていたか忘れた」なんてことが起こるかもしれません。


    <ながらプレイに向かないもの>

    ・ アクション要素のあるもの

     最も、ながらプレイに向かないのがこの系統です。
    ついでプレイする方としてはもちろん、ついでプレイのお供にする方としてもやや不向きです。
    というのも、アクションプレイ中はかなり集中していないといけないため、ついでプレイ側のゲームが進行停止したとしても気づかないか、気づいても手を出す余裕がなくなるなどの状況になりやすく、結局単体でプレイするのと同じ結果になることがほとんどです。


    ・ 放置中や自動進行中に監視が必要なもの

     放置プレイ中やゲームの自動進行中に時折状態を確認しないといけないものも、組み合わせによってはながらプレイには向きません。
    この系統は、ついでプレイするものとしてある程度自動進行できるゲームと組み合わせれば効果が高くなりますが、同系統のゲームの一部や画面を注視しないといけないものとは相性が悪くなります。


    <四方山>

     ついでプレイをやりすぎると、ゲームは進行できても内容があまり入ってこない、なんてことが起こりやすくなります。
    また単体プレイより集中力が消耗しやすくなるため、あまり健康にも良くはありません。

    ゲームを積まずに購入したそばから出来る限りプレイする、というのが良いのですが、最近は比較的大作やプレイ時間無制限のものが多いため、どうしてもそうしにくいのが難題ですね。


    以下おまけ。。。