2015年3月14日土曜日

ゲーム小ネタ:初音ミク Project mirai 2のマイコレオで自然なダンスを作る

 初音ミク Project mirai 2のダンススタジオで作れる「マイコレオ」は、さまざまなカテゴリーのダンスモーションをつなぎあわせて一つのダンスモーションを作り上げる機能です。

Project DIVA シリーズのPVと違って細かい調整はできないものの、規定のダンスモーションを組み合わせるだけでそれっぽいダンスが作れるので割りと手軽にできます。
反面、モーションの開始・終了位置が固定されているうえ、各パーツがループモーションやPVダンスからの切り抜きのため、単にカードを並べただけだとダンスの繋ぎ目が目立ってしまいます。

そこで、なるべく繋ぎ目の目立たないダンスの組み合わせ方を書いてみます。


・ 同じループモーションダンスを連続させる

 比較的お手軽なのがこれです。

「キホン」カテゴリーのダンスには、開始と終了が同じポーズになる「ループモーション」のものが多くあります。
そのダンスカードを単純に並べれば、簡単に繋ぎ目の殆ど無いダンスを作れます。

難点は、同じダンスが続くため変化がなく、面白みがないものになってしまうことです。


・ 前の終了ポーズと似た開始ポーズのダンスモーションをつなげる

 多少感性や経験が必要になりますが、自然なダンスを作れるのがこれです。

それぞれのダンスは独自の開始・終了ポーズが設定されています。
しかし中には、別のダンスの終了ポーズと似た方向に体が向いていたり、手足の位置が比較的似ていたりする開始ポーズをもつものがあります。
こういったものを組み合わせると、モーション補間機能によって多少のずれは調整されるため、比較的繋ぎ目に違和感のないダンスを作ることができます。

例えば、キュートの2(スモールハート)は胸の前でハートマークを作ったところで止まりますが、この次に同じく胸の前に手があるクールの10(あつめてとばすよ)や11(いのり)を組み合わせると、ほぼつなぎ目なしでダンスがつながります。
また、腕をVの字に曲げて肩のところで止めるクールの6(マルかいてターン)に、腕を顔の横まで上げるキホンの1(サイドステップ)をつなげると、腕の予備動作が少なくなるのでかなり自然に見えます。

多くのモーションが同じような立ち位置に戻ってくるため、体の向きについてはよほど極端な組み合わせ方をしない限りは繋ぎ目が目立つようなことはありません。
ただ、手の位置については手をうろつかせるようなぎこちない繋ぎ目になることがあります。


 また、モーションが中断される短縮小節には注意が必要です。

これは原曲でピッチが変化したり節が変化したりする箇所に割り当てられている「通常より短いコマ」で、ここにダンスを置くと、モーションが最後まで再生されず途中で終了します。
そのため、キャラモデルが瞬間移動するなどの極端な動きになりやすくなります。
逆にこれを利用して、通常ではできないつなぎ方をすることも可能です。


・ 同じメロディラインには同じダンスを入れる

 カードを交換しているすれちがいユーザーのダンスを見ると、これはわりとメジャーなやり方みたいですね。 収録されている楽曲の多くはわりとスタンダードな流れのものが多いため、AメロやBメロ、サビなどの旋律にほぼ同じリズムが使用されています。
その同じリズムのところに同じ組み合わせのダンスを入れれば、見た時にかなり安定したものが出来上がります。
もしちょっとメロディラインが違うところがあるなら、そこだけちょっと組み合わせを変えればアクセントにもなります。

ちなみに、そういった組み合わせにしておくと「自身でも踊りやすくなる」という面白いメリットもあります。
そういったことをしてみたい人は、少し試してみるのも面白いかもしれません。

自身が作成、すれちがい配信しているダンスのほとんどは、この繰り返しをちりばめたものになっています。
安定はしているものの面白みはあまりないので、もし偶然すれちがってダンスを見られる機会を得られたとしても、退屈に感じてしまうかもしれません。


 はじめは短めの曲でかんたんモードを使ってダンスを自動生成し、それを調整するかたちで1曲
分のダンスを完成させてみるのがいいと思います。
そこである程度慣れたところで、長い曲や全ダンスの手付作成に着手すると納得の行くダンスが作れるようになる、はずです。


・ リズム部に合わせてみる!?

 自然なものを作る、という事からはやや外れるのですが、ボーカルや主旋律ではなくリズム部の音に合うダンスを合わせる、というやり方もあります。

「ダンスを作る」と言うと「曲調に合わせたふりを入れる」「歌詞のイメージに近いふりを入れる」というようなものが多いため、ある意味差別化しにくいところがあります。
例えばそこで、「タンタン!」という音に合うような手の振り方、足の動かし方をするダンスを合わせると、面白いアクセントになります。

例を挙げると、メランコリックのサビ前にある「ポンポン」というリズムには、キュートの10(パタパタポニー)の最後にある両腕の上下動モーションが面白いくらいにぴったりはまります。
もちろんそこまでぴったり来るものはそうありませんが、はっきり言ってしまえば余程独特な動きをするもの以外はちゃんと拍子に合ってくれます。
逆に、「ちょっとしっくりこないな」と思ったらリズム部の流れとあっているかをチェックしてみるのも良いかもしれません。

 なお余談ですが、各PVダンスからモーションを切り抜いたダンスについては少し扱いに注意する必要があるようです。

これらは元の楽曲に当てはめればしっくりいく。。。かと思いがちですが、残念ながらそうはなりません。
実際にやってみると、歌詞やリズムと少しずれた違和感のあるつながり方になると思います。

実は、これらのモーションの多くが開始位置が小節4等分では再現できない8分、16分、32分などの分割位置から始まるようになっているためなのです。
その結果、元のイメージに合わせようと頑張れば頑張るほどおかしくなってしまう、ということが起こるのです。
これらについては、あえて原曲ではなく別の曲のダンスに組み入れた方が面白くなるかもしれませんので、色々試してみるのがいいと思います。

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