最近(でもないか)、スマホ・タブレットの普及やケーブル忌避などの流れで無線式のキーボードが増えています。
コードレスで使える上に持ち運びに便利なのでタブレットPCと一緒に、と考える人も多いかもしれません。
しかし、同時に「購入したキーボードで日本語が打てない/打てなくなった」という話も増えてきました。
かつて(と言っても10ン年前)はOSインストール時のキーボード選択ミスとかでよく起きてたので、少し懐かしい気もします。
この現象を解消する手は今も昔も変わりません。
まず、Altキーを押しながら半角/全角キーを押してみてください。
もしこれで日本語入力ができるようなら、英語キーボードとして認識されているのが原因です。
日本語入力にならないなら、入力方式が英語になっている可能性があります。
もちろん「両方」ということもあるので注意が必要です。
O 日本語入力にならなかった場合
画面の右下(Windows7以前)や右上(MacOS)、チャームの言語(Windows8以降)に「EN/ENG」や「アメリカ国旗」などが表示されていないか確認します。
もしあれば、言語設定の画面を表示して日本語以外の言語を削除します。
入力方式だけが問題なら、これで半角/全角キーを押せば日本語入力できるようになります。
O Altキーと半角/全角キーで日本語入力になった場合
日本語以外のキーボードとして認識されている場合、半角/全角キーを押すと記号や数字(1)などが入力される状態になっているはずです。
この場合、日本語向けに切り替えるには「ドライバーソフト」と呼ばれるものを日本語対応のものに変更する必要があります。
通常はキーボードメーカーが公開しているドライバーソフトをインストールすればすぐに解決できます。
(インストール後にキーボード電源をOFF/ONするなどして再接続させる必要がある機種もあるかもしれません)
もしそういったものがなければ、キーボードのドライバー更新画面を呼び出して手動で変更する必要があります。
以下の手順はWindowsの場合です。
- 管理者アカウントでログオン/サインインする
- デバイスとプリンター画面を表示する(WindowsVistaはコンピュータ>システムのプロパティ>デバイス マネージャ)
- キーボードアイコンを右クリックして「プロパティ」を選択
- 「ドライバー」タブをクリックし、ドライバーの更新ボタンを押す
- 「コンピューターを参照して検索」的な選択肢>「手動で選択」「一覧から選択」的な選択肢を選ぶ
- 「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを外す
- リストからキーボードのメーカーを選択、なければ「(標準のキーボード)」を選択
- キーボードの製品名や型番を選択する、標準キーボードを選択した場合は日本語106/109キーボードを選択
もし「互換性がない」「インストールに失敗した」などのメッセージがでた場合は、別の項目を選びなおしてください。
それでもまだダメな場合、あるいはドライバー更新が出来ても挙動がおかしい場合は、そのキーボードでは日本語入力ができない、ということになります。
なお、MacOSでは日本語キーボード以外になることはあまりないようです。
もしあるとすれば、PCリカバリや自力でのOS変更で言語選択を誤った場合など、特殊なケースがほとんどではないかと思われます。
またAndroidOSは、端末によってはBluetoothキーボードなどが認識されなかったり挙動がおかしくなったりすることがあるようです。
これは端末で有効にしている機能や通信モジュールの特性によるところが大きいようなので、残念ながら諦めたほうが良いかもしれません。
これはおまけ情報ですが、(ハード的に、あるいはソフト的に)品質のあまりよろしくないキーボードでは、無線接続が頻繁に切れることがあります。
この症状が発生すると、打ったはずの文字が抜けていたり、同じ文字が連続で打たれたりします。
もし端末とキーボードとの距離が近く、かつ周囲に無線ルーターなどの電波障害を起こす機器がないのにこの症状が頻発する場合、適切なドライバーソフトを探して入れなおし、それでもだめなら買い替えを考えたほうが良いかもしれません。
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