2015年9月1日火曜日

スマホ・タブレット小ネタ:タブレットPCのスクリーン微調整

 最近爆発的に普及が進んでいるスマートフォンやタブレット端末ですが、中には品質に難ありのものがあります。
特にイライラポイントとして目に付きやすいのが「タッチ判定のずれ」です。

 通常、タッチスクリーンのキャリブレーション調整は生産工場など?で行われます。
しかし、パネル性能のクセや生産品質のばらつきによって同一の調整をしても位置ずれが起こることはあるようです。
それ以前に、タッチできるかだけ確認して微調整はしていない、ということもあるようです。

そこで、タブレットPCを購入してまずやるべきことはタッチポイントの「ズレ確認」と「微調整」です。


<はじめに>

 以下の作業で調整できるのは、スクリーン解像度がタブレットサイズ(=液晶サイズ)に合っているものです。
かなりのロースペックをごまかすために専用のディスプレイドライバーで「強引に」解像度を上げているもの(例えば1024x600=>1024x768とか)は、いくら調整しても画面端でタッチポイントの飛びが発生しますので要注意。


<ズレ確認>

 まず、無調整の状態でどのくらいタッチ反応ポイントがずれているかを確認します。

Windows8(7も?)ならタッチまたはペン入力の設定画面にタッチ位置を表示するオプションがあるので、それを有効にします。
タッチ入力が可能なPCであれば、検索ボックスに「タッチ」または「ペン」と入力すれば検索に引っかかるはずです。
ちなみにWindowsVistaはペン入力を前提とした内容になっているので(ペンタブ搭載とかを前提としている?)、もしかすると設定出来ないかもしれません。

タッチ位置表示をONにしたら、画面の四隅から中央に向かってタッチしていきます。
どこをタッチしても位置ずれしていないようなら、その端末ではタッチ調整する必要はありません。
タッチ位置とタッチ表示マークの位置がずれていれば、そのあたりがタッチずれの起きているところですので、微調整が必要になります。


<微調整>

 ずれがあった場合、その量と方向を踏まえた上ででタッチパネルを調整していきます。

まず、タッチスクリーンの設定画面を開きます。
そこで「タッチ調整」というような名前のボタンを押すと、タッチパネルを調整する画面(アプリ)が開きます。
あとは指示通りに十字マークをタッチしていくだけです。

なお、指ではタッチ判定がぶれてうまく調整できないことが多いので、タッチペン(なるべく先が細いもの)で行うことを推奨します。
もちろん、静電パネルならそれに対応したペンを用意するのを忘れずに。

ポイントは、タッチずれがひどいエリアでは「ずれた方向と同じ方向に少しずれた位置をタッチする」ことです。
つまり、左上にずれていれば十字の中心より左上に、右上なら中心から右上に、というように押します。
ただ、あまりずらしすぎると逆にずれがひどくなってしまうことがあるので、ずらす幅は少しだけにしてください。
もちろん、タッチ位置がずれていないところは十字マークの中心をきっちりと押します。

通常は、この微調整を1回やればうまくいきます。

どうやってもうまくいかないときは、カタログ解像度とWindows上の解像度を見比べてみましょう。(デスクトップ右クリックしてディスプレイ設定選択すると出て来るオプションのどこかにあります)
もしカタログより解像度が高いうえに設定がカタログの値に変えられない場合、専用ドライバーで強制的に画面解像度を固定しているので、どれだけやっても悪化するばかりで調整はできません。

<おまけ>

 ちなみに、Windows OSでの調整はSurfaceなどの自社タッチスクリーンPCに特化しているようなので、うまく調整できない端末もあるかもしれません。
一般的なメーカーであれば調整用ユーティリティを提供しているので、それを利用して調整を行いましょう。
ただ、マイナーメーカーの小型タブレットやモバイルフォン(Windows搭載)などはそういったツールが無いため、完全に自力で調整しなければなりません。
その場合、有志が作成した調整補助ツールなどを利用させてもらうとうまくいくことがあります。

ちなみにAndroidOSやiOSではほぼ調整不要なようですが、端末によってはずれのやや大きい物があるようなので購入時は注意しましょう。


以下四方山。。。

 自身も新しいタブレットPCを買った際、画面端がうまくタッチできない状況に遭遇しました。
Windowsは画面の上下にコントロールが集中しているため、ここのずれは操作ミスに直結します。
(「X」ボタンを押そうとしたらウィンドウ外がクリックされたり、リボンメニューをクリックしようとしたらその上のシステムメニューが開いたり。。。etcetc)

しかも小型の7インチタブレットだったので標準のタッチ調整ではうまくいかず。。。
(7インチでロースペック。。。つまり、わかるな?)

ということで、ネットに掲載されていたいろいろなものを試して、やっとストレスがほとんどないところまで調整することが出来ました。
このへんはぐぐる先生にお願い(=検索)すれば色々とひっかかるので、自分の環境にあった物を試してみると良いかと思います。
中には少しだけPC知識を必要とするものもあるので、自身で対応可能なものを選択することが重要です。

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