2014年12月10日水曜日

日常小ネタ:使い捨てカイロのあっため時短テク

 寒い冬の必需品といえば、体や部屋を温める日用品や家電です。
その中でも手軽に体を温められる小物といえば「カイロ」でしょう。
最近では伝統的な懐炉や湯たんぽなどのような繰り返し使用できるものも見直されてきていますが、やはり手軽さもあいまって「使い捨てカイロ」が主力の一角を担っています。

この使い捨てカイロ、使用する場合は包装などから取り出したあと何度か振って中の薬剤と鉄粉を混ぜて発熱させます。
でも、意外と温まるまでに時間がかかるので短気な人だと1分と経たず怒り出してしまうこともあるかもしれません。

 実はこの使い捨てカイロの温度を比較的短時間で上げてやる簡単なテクニックがあります。

それは「熱を持ち始めたらすぐに布などに包んで温めたいところに当ててやる」ことです。
もちろんズボンやシャツのポケットのように体の熱が伝わりやすいところに入れるのも手です。

 よく、カイロは完全に温めた状態にしないと使い物にならないと思ってしまいがちですが、安全性を考慮してか発熱の化学反応はそうそう速く進みません。
もともと周囲の温度が低いせいで鉄粉が冷たい冬場だとなおさらです。
さらに屋外でカイロを準備しようとしたら、発熱したそばから冷えてしまってもっと効率が落ちます。

そこで少し熱を持ったかな?という段階で体にあてるなどしてやれば、「発熱反応+体温+冷気遮断」の相乗効果で熱が上がりやすい状態になるというわけです。

このとき体に近い面のほうに熱が偏りやすいので、少し振って鉄粉を混ぜてやればさらに効果が上がります。
手足の先などを温める場合はこの方法でカイロの温度を上げた後、取り出して使いましょう。
冷えたと思ったらもう一度同じ方法で温度を上げられます。

 もちろん体に当てるかわりにコタツの中やストーブ・火鉢(あるのかな?)の前に置けばより早く温度が上がるかもしれません。
しかしその代わり、「外装または中身が燃える」「加熱しすぎで火傷する」などのリスクが上がります。
直火であぶるのはもっての外です。

 また、カイロをうっかり冷たいところに置き忘れてしまうと、冷えた上に鉄粉が「だま」になることがあります。
また内側に「結露」のような状態が発生することがあります。

こうなってしまうとたとえ鉄粉の塊を揉んで崩してみても温まることはほとんどありません。
新しいカイロに交換しましょう。

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