2014年12月4日木曜日

日常小ネタ:「魚焼き」グリルの意外な使い方

 一般家庭向けのガスコンロやガス式システムキッチンなどには、魚などが焼ける「グリル」がついているものがあります。
俗称が「魚焼きグリル」なので魚しか焼けないと思ってほとんど使わない人も多いかと思います。

しかし実は、「お肉に焼き目をつける」「お餅を焼く」「パンをトーストする」などといった簡易トースター/オーブン的な使い方もできます。
うまくすれば、料理の時間短縮などにも使えるかもしれません。
ただし、グリルの使用注意事項で制限・禁止されていることをやると危険なので、必ずガスコンロなどの説明書を確認しましょう。

いくつか注意点があります。

グリルの多くは熱がどうしても火元に近いところに集中するため、均質に火を当てる事が難しくなっています。
また、直火のため水分が抜けやすく、焼き上がりがぱさぱさになりがちです。
アルミホイルをかぶせたり、霧吹きで表面の水分を補ったりすることでこういった状況を改善する事ができます。

グリルは底面が魚焼き用の金網になっていることがほとんどなので、焼くものによっては天板やアルミホイルなどを引いてやる必要があります。
ただし脂が落ちるものはそういったものを敷くと発火する可能性もあるので注意が必要です。
また、グリルの受け皿に色々な物が落ちる可能性があるので、天板などを敷く場合でも念のため水を張っておきましょう。

以下おまけ。


 一応このグリルでうまく焼けば、「薄めのパン生地のようなもの」を焼く事ができます。
もちろん火力が弱く均質には火が通らないので失敗すると「生焼けの小麦粉の塊」が出来上がるのですが、工夫次第では「ピザ風の何か」を作ることも出来なくはありません。

 一応作り方をさらしてみますが、あくまでも自己流で「食べられればいい」程度に作るものなので、実際に試して失敗しても苦情はなしの方向でお願いしますm(ーー)m
  1. 普通に生地をつくる。
  2. 平たく薄く成形したあと、膨らみ過ぎないようにフォークなどで軽く穴を開ける。ここではまだ具やソースはのせない。
  3. 予熱したグリルに具をのせる方の面を表にし、時折霧吹きで水をかけながら中火程度で少し焼き目がつく位まで焼く。(具やソースをのせる前に火を通しておくため)
  4. ひっくり返して裏面に焦げ目がつく位まで焼く。このときも霧吹きで水をかけながらやるとよい。あまり火が強いと完全に火が通る前に表面が焦げてしまうので、焼き加減に注意すること。もし本格的なピザ風に焼き目の無い仕上がりにしたい場合は、アルミホイルなどをかぶせて焼く。
  5. 一度取り出して表面の上に具やソースをのせる。ただしオーブンよりも水分が抜けにくいので、あまり水分が多い具材は避ける。可能ならあらかじめある程度火を通しておく。
  6. グリルに戻して表面に焦げ目がつくくらいに焼き上げる。
ちなみに、グリルのサイズが大きくないのであまり大きなものは焼けません。
市販の1、2人前用サイズが精一杯です。
また、網の上に直接置くと手入れがいろいろ面倒なので、アルミホイルや小さい天板を敷くのがお勧めです。

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