2014年8月15日金曜日

日常トラブル:蛍光灯のグロー点灯管を交換したのに点灯しない

はじめに:
 この記事は「FG-1E」というねじ込み型グロー点灯管のトラブルについてです。
FG-5Pなどソケット形状の違うグロー点灯管の場合、FEで始まるデジタル点灯管が使える蛍光灯の場合はわかりません。
また、他のスターター(インバーター方式など)もわかりません。
*グロー点灯管・・・グロースターター、グロー球、などの呼び名もあり。

症状:
  • グロー点灯管「FG-1E」を交換したが点灯しない。
  • グロー点灯管は点灯するが暗く光るだけで、蛍光灯がつかない。
  • プルスイッチを引いたときは点灯しようとするが、スイッチを戻すとグロー点灯管も蛍光灯も消える。
対処の前に:
 対処をする前に、まずはグロー点灯管の種類があっているかをチェックしてください。
FG-1Eは10W以上の蛍光灯向けの点灯管で、それより下の蛍光灯は「FG-7E」という低ワット用のグロー点灯管が必要です。
この2つのソケットは共通の形状らしいので、装着間違いに注意しましょう。

対処1-グロー点灯管を差し込み直す
 末尾がEのグロー点灯管は電球と同じくねじ込むタイプのソケットですが、昔の蛍光灯だとソケットが点灯管よりも緩いことがあります。
こういったものは、点灯管が多少斜めになっていても奥まで差し込めてしまうため、点灯管の接点とソケットの接点がちゃんと接触しないことがあります。
いちど点灯管を完全に抜いたあと、できるだけまっすぐにねじ込むようにしてみましょう。

点灯管がうまくつかないとき、これをするだけであっさり直ってしまうこともあります。

対処2-グロー点灯管の接点部分のごみや汚れを拭き取る
 グロー点灯管の保管場所や保管期間によっては、接点の部分にホコリがついたり、うっすらサビのようなものがついていたりする場合があります。
これが原因で点灯管がつかなくなることはめったにないでしょうが、環境次第なので、ダメ元で試してみるのも良いでしょう。

ちなみに、蛍光灯のソケット側に、汚れや溶けた点灯管の端子部分などが付着することもあります。
汚れは拭けば取れますが、溶けた端子は金属なので、薄い酢水などで溶かして拭き取らないといけません。
酢水を使ったときは、余計なところを溶かしてしまわないようちゃんと拭き取ることも忘れずに。

対処3-蛍光管の交換・付け直し
 グロー点灯管を交換しても駄目なときは、蛍光管が劣化してないかもチェックしましょう。
蛍光管の劣化はコネクター付近の「黒ずみ」でチェックできます。
長期間使った蛍光灯は蛍光管のコネクターが劣化している場合もあるので、蛍光管が正しく装着されているかチェックし直すのも良いかもしれません。

点灯管と蛍光管を同時に交換するときは、両方とも蛍光灯にあったワット数かもチェックしておきましょう。

対処4-蛍光灯本体の交換
 末尾がEのグロー点灯管は、ソケット部分が壊れたり劣化したりといった要因でも正しく点灯しなくなるようです。
こういった場合、部分的なパーツ交換ではおそらく直らないので、おそらく蛍光灯本体の交換が必要になります。

<雑談>
 ちなみに、FEから始まるデジタル(電子)点灯管に交換すると、すぐに蛍光灯がつくそうです。
グロー点灯管だと蛍光管を点滅させる必要があり、そのぶん寿命が縮むらしいので、蛍光管をなるべく交換したくない人はデジタルの点灯管に変えてみるのも良いかもしれません。

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