2014年8月23日土曜日

ゲーム小ネタ:「ソフト」なタッチペン

 非常に普及している携帯ゲーム機「NINTENDO 3DS」(と、先代の「NINTENDO DS」)。

10万リリースを超える人気IPや100万超えのキラーコンテンツの連発などにより、子供だけでなく濃いゲームプレイ層にも人気が出てきています。
その中には、スクリーン上のターゲットをすばやくタッチするリズムゲームやすばやく画面をこするようなアクションゲームなど、スクリーンを傷つけてしまいかねないものもちらほらとあります。

標準のタッチペンは先がやわらかめのプラスチックで、普通につかっていればそれほど画面に傷がつくことはないのですが、摩耗して角ができてくるとあっさり傷をつけてしまいます。
また、劣化したタッチペンはまるごと買い直すしかなく、うかつに劣悪なものを買ってしまうと新品なのに画面が傷まみれ、ということもあります。
もちろん保護シートをつければよいのですが、すぐに傷ばかりになって貼り直し、ということも多いです。

こういった状況を防ぐために自作したのが、「柔らかいペン先のタッチペン」です。
ペン先はなんと「綿棒」。
傷がつきにくく、しかも摩耗したらすぐに交換可能、とわりと便利です。

 作り方はわりと単純。

材料
  • インクの切れたサインペン
  • 綿棒 おすすめは先が丸くて軸が「紙」のもの
作り方:
  1. サインペンの先(インクが出るところ)をラジオペンチなどでつまみ、取り外す
  2. 綿棒の軸を半分程度の長さになるよう切る
  3. 綿棒の軸をサインペンのペン先の代わりに取り付ける
すごく単純ですね。
ちなみにサインペンの中あるインクストック部分は特に取り外さなくても問題ありませんが、インクの残り具合によっては残ったインクが軸の所を伝い上がってくることもあります。
綿のところまで上がってくることはほぼ無いですが、綿棒の交換のときにインクが手などに付着してしまうこともあるので注意です。

ちなみに綿棒の軸が細くてペン先が抜けてしまう場合は、セロテープなどを巻きつけて軸を太くしてください。
サインペンの穴のほうに貼り付けて穴を細くする方法もあります。
あと、両頭の綿棒なら切り落としたもう片方も綿棒なので、ストックしておけばそちら側も使用できます。(ただし切り落とすときに綿の部分に触れないよう注意)

キャップのついているタイプのサインペンを流用する場合、残しておけばホコリよけに使えます。
ただしキャップの奥にはペン先がずれないようにする追加パーツが仕込まれていることがあり、これを残しておくと綿棒の先がインクで汚れてしまいます。
ペン先より幅の広いマイナスドライバーを差し込み、回すようにして引き出すと取り外せますが、怪我しやすいので注意です。
あと、キャップのはめ方によっては変なところにインクがついているかもしれないので、使う前にアルコール系のウェットティッシュでしっかり拭いておきましょう。

 ただしこのソフトなタッチペン、難点がいくつかあります。
  • 精密な操作ができない:正規品のタッチペンよりペン先が太くなるため
    大まかな操作で良いゲームはともかく、細かい操作が必要なゲームには向きません。
    メイク用などの「先が細い綿棒」を使えば多少は軽減できますが、効果は限定的です。

  • 耐久性が低い:プラスチックよりもろく、繊維が切れてとれやすい
    タッチスクリーンが傷つかない代わり、タッチペン側の劣化が激しいです。
    あと綿がもろくなったときに、画面に繊維片がポロポロ落ちます。

  • 水や汚れに弱い:
    ものが綿なので、ペン先の綿に汚れが付着しやすいです。
    そのまま使いつづけると汚れを広げてしまい、画面が見づらくなってしまいます。

以下おまけ。。。
 自身は、太さの違うペン先が両サイドについたタイプのサインペンを流用しています。
当初は片方だけしか使わないので「失敗したかな」と思ったのですが、もう片方を「外部カメラレンズ掃除用」として流用することで、メンテナンスも手軽に行えるようになりました。
ただ、時々ペン先を間違えて使ってしまうのが玉に瑕ですが^ー^:

あと、大掃除のときにいらなくなったペンの軸とかキャップとかが大量に出てきたので、携帯用のミニサイズも作りました。
こっちは3DS持ち運び用のウェストポーチに常備しています。

ちなみに、液晶や保護シートが傷つきやすくなる原因は、力のかけすぎ以外にも「タッチペン先の削れ」があります。
特に長期間使用していたタッチペンはペン先が平たく削れて角ができてしまい、そこで「引っかく」と簡単に傷がついてしまうのです。
傷がつきやすくなったと感じた場合は、タッチペンの先を確認してみましょう。
もし削れているようなら、買い替えを考えたほうが良いかもしれません。

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