2014年9月7日日曜日

日常:ファスナー閉じ式の靴を履いていると勝手に開く

症例:
  • ファスナー閉じ式の靴で歩いているとファスナーが勝手に開いてしまう
  • ファスナーが完全に閉じてくれない、閉じてもすぐに少し開いてしまう
対処の前に:
 ファスナーは、スライダー部分にロック機構がある/なしで2つに分かれます。
それぞれでファスナーの開きやすさが違うため、対処法も違ってきます。
基本はロック機構がついているスライダーの方が開きにくいですが、正しく使わないとロックがかからないだけでなく、ロック機構が壊れてしまう場合もあります。

対処1-ロック機構がないファスナー:
 ロック機構がないファスナーは、スライダーが固定されません。
つまり、靴を雑に履いているとスライダーが動いてファスナーが開くので、スライダーが動かないような靴の履き方をする必要があります。
ということで、足のサイズや歩き方・走り方に合わせて靴選びをしたり靴紐の締め方をしたり、といった工夫が必要です。

逆に言えば、そこさえおさえておけば、ファスナーが開くことはそうそうありません。

対処2-ロック機構があるファスナー:
 ロック機構があるファスナーは、スライダーが固定されるので、ファスナーが開くことはめったにありません。
ただし、スライダーの引手の状態でロックのON/OFFが切り替わる機構になっているため気をつけましょう。
  • スライダーの引手を垂直に起こす・・・ロックOFF
  • スライダーの引手をファスナーテープの留め具方向に寝かせる・・・ロックON *製品によっては引手を放すとロックがかかるものもある
ロック機構がついているのにファスナーが開く場合、引手を寝かせていないか、寝かせる方向が間違っている可能性が高いです。
もし、寝かせる方向があっているのにファスナーが開く場合、ロック機構が壊れている、ロックできないくらいの負荷がかかっている、などの可能性があります。

特に、ファスナー部分から「カリ、カリ」と音がすることがあるようなら靴が足にあってない可能性が高いです。
靴の履き方を見直すだけでなく、靴のサイズが足にあっているかもチェックしたほうがよいでしょう。

<雑談>
 ファスナーの靴といえば、昔は靴紐がうまく結べない子供向けとか、隙間を作りたくない防水防寒用のブーツなどに使われていたものですが、最近は紐靴+ファスナーの組み合わせも増えてきました。
ストレスフルな現代人のストレス源をすこしでも減らしたい、ということでしょうか。(時短にもなりますしね)

ただ逆に言うと、「脱ぎやすい=脱げやすい」ということです。
正しい履き方をしないと、靴が脱げて転んだり、頻繁に履き直しをして逆にストレスになる、ということもあるので注意しましょう。

 ちなみに、「ロック部分に負荷をかけすぎて壊した」は実話です。

以下、雑談の雑談
 自身はありあわせの部材でロック機構のパーツを自作してとりあえずロックがかかるようにしました。

そのときに使った部材は「栄養ドリンクのふた。。。についてくる開封判別用のリング部分」と「ケーブルなどを束ねる金属芯のリボン」でした。
うそのようですがホントにきっちりとロックがかけられていました。
ただ、元の部品よりも大幅にサイズが大きくなってしまったため、かなり不恰好になっていました。

1ヶ月ほどは特に問題なく使えていたのですが、残念ながらロック部分の金具が折れてファスナー部に刺さってしまい、ファスナーが開けられなくなってしまいました。
結局自作金具のロック機構部分を外して「普通のファスナー」に戻しましたが、改善案が思いつけばやってみるつもりです。

ちなみに「安全ピン」というのも思いついたのですが、さすがに針が刺さると危険なので止めました。

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