2014年9月3日水曜日

日常:CD/DVDトレイが開きづらく/開かなくなった

症状:
 CD/DVD/BDなどのトレイが正しく動かない。具体的には以下の動き。
  • 閉じているトレイが開かない
  • トレイがすぐに開かない、もしくは開くときや閉じるスピードが一定ではない
  • トレイを閉めると勝手に開く、もしくは閉じきらずに開いてしまう
対処の前に:
 トレイが開かなくなるトラブルが起こりやすいのは、モーターを使って自動開閉する昔ながらのメカニカルタイプがほとんどです。
最近のタイプに多い「バネでトレイを押し出すもの」はトラブルが起きにくくなっています。

ちなみにディスクトレイが正しく動かない場合、ほとんどは機器の耐用年数を過ぎています。(つまり寿命)
簡単に直れば良いですが、製品の寿命はどうにもならないので、本体の買い替えも検討しましょう。
外付け機器の場合はそれだけ買い換えればOKですが、本体と一体になっているものはメンテナンスで直らなければ全体を買い換えないといけません。

対処1-レールの潤滑油を塗り直す
 一番軽いメンテナンスで済むのは、レールに塗られた潤滑油が古くなって滑りが悪くなっているケースです。
たいていの製品はトレイの裏側に潤滑油の塗られたレールがあるので、それを拭き取って新しい潤滑油を塗ればOKです。
ちなみに潤滑油はグリースなど乾燥しにくいものが多いですが、拭き取る前に潤滑油の種類をチェックしておきましょう。

対処2-モーターにつながる滑車部分を掃除する
 製品の中には、トレイを開けるとモーターにつながる「滑車」が見えるものがあります。
こういったものはトレイを開け閉めするたびにホコリが中に入り、滑車部分や、滑車同士をつなぐゴムリングに付着することがあります。
この汚れがひどくなると滑車部分がスリップして、結果的にトレイが開かない/閉まらない原因になります。

潤滑油を塗り直しても駄目な場合は、滑車部分と滑車をつなぐゴムリングを掃除してみましょう。
ゴムリングは、滑車と接触するリングの内側を中心に掃除しましょう。

対処3-本体を分解してメンテナンス
 最後の手段は、製品をバラしてフルメンテナンスすることです。
劣化している場所がわかるので、直せるかどうか確実に判断できますし、メンテナンスもれもなくなります。

しかし、電気機器をメンテナンスできるスキルが無いとどうにもならず、素人がやると単に壊してしまうだけなので、これはおすすめしません。
修理保証があるならメーカーや販売店に点検修理をお願いし、保証が切れているなら買い替えを検討しましょう。

注意点:
ホコリが沈着すると乾いたものでは拭き取れないので、水や薄めたアルコールに濡らして固く絞った不織布、うっすら湿らせた綿棒などを使う必要があります。

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